新春放談クロニクル 1990



  




1990

スペクターbox顛末記の最終章です。白夜書房「甦る伝説」
が翌年に出て、もう少し後日談がありますが、88,89,90で
三部作でいいでしょう。

2016.2月 50万でオークションに


健:予告通り2週間はフィル・スペクターで攻めようと
責任取らなきゃならない人もいるんで
達:すいませんね
健:ほんとハガキがすごかったです
詠:その代わりにジョイを買っていただく
健:そういう戦略だったんですか
達:二つ買える

ジョイから26年、三つ四つ出せそうなライヴ歴です。

健:大瀧さんの去年の予言はスペクター元年になる
詠:スペクター元年になったんですよ
去年のキーワードは壁です
達:家で考えて来たな

あれから26年か。東独大使館が、無くなった年です。

健:今週は大ヒット曲を全盛期の
詠:大ヒット曲ってほとんどない
有名な曲、残った曲はあるけど
1位が3曲くらいしかない
達:3曲あればたくさんだ
詠:わたし何にもない

自演でも何枚か、ロンバケ、イーチタイム、幸せな結末、ベス
トオールウェイズ、デビューアゲン、2位が多い。手掛けた楽曲
じゃ20位以内10曲あるでしょう。
Be my baby
健:こんなのをまたかけるのかと言われてしまうかも
達:CDですから
健:これが幻のCDからの音源ですからね、皆さん心して聴い
てください


(当時ワープロで打って友人に送った物)

健:大瀧さんは
詠:62年日本版でクリスタルズ「ハイロンロン」
いまだに私の場合は「ダドゥロンロン」なんですよ。
全然ウォールでも何でもなくって
そのシングル盤を持ってたのは細野晴臣だけでした
ていうくらい馴染みのない、ほとんど受けなかった
すでに解説に最初っからスペクターどうのこうのって書いて
あった
翌年中3の時Be my baby
健:達郎さんは
達:FENで聴いたBe my baby 66年か5年か

フェンか。おニャン子がフェンを聴かせて、と歌ってた頃、
わたしも在京でして、たまに聴いたりできました。

その後ウォーカーブラザーズのLPで名前を認識した
朝妻さんの解説に「フィルスペクターを彷彿とさせるノイジ
ーなエコー・・・」
健:出遅れた私は
67,8年、R&Bスタンダートシリーズとかの再発でロネッツ
がリバイバル
ミュージックライフで亀淵さんがプロデューサー何とかの
特集で「スペクターの巻」
結局目の当たりにしたのはMy sweet lord
詠:それ以降スペクター体験ができるのは何なんですか
健:ディオン、シェール、チェックメイツ、ジョンレノンの
ハッピークリスマス、ロックンロール
正式にどっと聴けたのはその後犬のマークのレコード会社
が再発出した時
76年6枚組のアンソロジーが出るまではディスコグラフィー
があるけど音はぜんぜんわかんなかったです
ダドゥロンロン

桑田佳祐の新曲
百万本の赤い薔薇 (フジテレビ系「ユアタイム」テーマソング)
にも一節引用されてますね。

詠:当時の女の子のグループがいっぱい出てきて
中でもスペクターのが変だったんですよ
良かったって意味合いのね
健:どこがどう当時のあれと違ってた
詠:人数が多いんです
達:コンボじゃないんです
詠:音が多いんです。洋楽が邦楽より良かったのは音数と
音が良いのと

健:ただそのあとビートルズとかいろんなグループが出て
来るんだけどその連中に多大な影響を与えた
達:ミュージシャン受け、プロデューサー受けしてる
誰でも一度はやってみたいと思う
健:お二人ともね
詠:日本でも目指すプロデューサーがいたけど、僕らの世代
から目指す人が外人になった
健:乱暴に分けちゃうとジョージ・マーティンみたいな人と
アーティストに合わせて特色を引き出していく
詠:会社に属していろんな人たちをやるタイプ
スペクターみたいに自分の世界を持っちゃって
達:プロデューサーのアイデンティティをレコードに入れた
最初のほうの
詠:2番目の、リ−バー&ストラーが1番目だと思う
健:そういう意味では主張が強いサウンドに対して
詠:この人は特別ですよ
達:異常ですね
その前はアーティスト&レパートリーと言って今の日本の
ディレクターに近くて
ミュージシャンとスタッフの人間関係は微妙なもんで
あまり口出すと、俺が作ってる、俺が歌ってると
ポールのアイディアをジョージマーティンがクラシックの
素養で実現するという働き口があるんんだけど
ほとんどはかなり欲求不満をかかえてるんです
A&Rもやっぱり楽器心ある人だったからスペクターみたい
に縦横無尽に自分の主体性だけでレコード作ってみたい
60年代の音楽が日進月歩で突き進んでる時代、スタッフ
もクリエイターになりたいとスペクターに憧れたんじゃない

ストーンズのメンバーがスペクターに興味持ってたとは
思えない
Tell meのあのサウンドにこだわってない
アンドリュー・オールダムが作ってる

アンドリュー・オールダムはこの後探しましたね。ストーン
ズのカタログにインスト物があるとか聞いて。通販を考え
てなかったから、レコ屋どこ行ってもストーンズの棚みて
ました。93年にオールダム名義のアンソロジーが出ました。

ダーレンラヴ
健:何が好きだったんでしょうね
詠:歌が上手い、ゴスペル、ソウルを感じるけどポップ
シンガー
いろんなものを満たしてないと満足しない、強欲
健:いま残ってるヴィデオで歌唱指導してるのがあります

ガールグループスのVHS、これはすでに持ってました。

He's a rebel
達:クリスタルズでありながらクリスタルズが歌ってない
健:これがかなりプロデュース方針を表してます

色褪せない、厭きない
達:替えがないから、誰も再現できない
今度本出るから読めばわかるけど過酷な作業
ミュージシャンは死ぬ思い、指がつっちゃうぐらいギター
弾かされてる10テーク、20テーク
3テーク5テークじゃならなくても10,20やらせてると
また良くなってくる
詠:三平さんのギャグだね、5,6回でつまんなくなるけど
20回やられるともう死ぬほどおかしい
健:よくみんなやってましたね
達:ウエストコーストはのんびりしてた
NYはジャズミュージシャンだけどカリフォルニアはサーフ
ィンホットロッドのガレージパンクの人たちが上手くなって
ミュージシャンになった
R&Rの8ビートで育ったので寛容だったんじゃないかな
ハル・ブレインはスペクターのこと悪く言わないでしょ
健:お馴染みのハル・ブレイン
詠:60年代ポップスはハル・ブレイン一人で作ったと
いっても過言じゃない
江戸城作ったのは太田道灌じゃなくて大工さんだって
いうように
健:ピンポンで音質劣化するのがあるんでドラムを最後
にやったって本当ですか
詠:同時にやってますよ、ただダビングでフィルインだけ
とかはあるけど
達:俗説ですからね、ほんとのところはわかんない
健:なんで生きてる人なのに俗説ばっかり
詠:俗っぽい人だったんじゃない

ゲスっぽい、じゃなくて。ゴシップジャーナリズムなんて
ゲスばかりなのに、昨今はゲスdisが多くて。

詠:今回山下さんに依頼を受けまして6か月かかって
書いたんです
はじめて気づいた、細かく聴いてなかったことに気づいて
論語読みの論語知らずで本当に知らなかったです
今回初めて気づいたことも多かった
健:そんな言葉を聞くとは思わなかった

たしかに。謙遜だけとは思えない。過信はいけないと。

達:萩原さんは76年に出たアンソロジーは聴きました?
健:聴きましたよ、大学生でひまで餓えてました
達:僕はすごく感動した
大瀧さんの家で生まれて初めてオリジナルシングルで
聴いたショックは今でも憶えてる
外盤はなんて音良いんだろう
その音圧がCDで100%再現できてない
詠:今回出し損なったボックスのはオリジナル・モノ・
ミックス、もったいない
あったのは76年のステレオなんだから

80年代前半に買ったアナログLPやカセット、これ以前
はまだオリジナルじゃない、と知らずに聴いて来たんで
すよね。

ステレオヴァージョンは歌が違ってたり
達:イントロが、ドラムのフィルが長かったりするんです

ライチャス
達:アレンジがジーン・ペイジ、だからエコーが多く聴こ
える
健:ベースが無くなっちゃってる
詠:ベース4人います、私が聴いた範囲では
達:どんどん編成が大きくなってる
健:低音域の音圧はあるんだけどフレーズが分から
ない
詠:ドラムがちょっとオフだね

ふられた気持ち
健:ってのをお願いしたいんですけど
スタジオの向こう側にお伺いを立てながら

まどろっこしいこの段取り。ノーエディット、いかがなもん
でしょう。

健:お気に入りのシンガーが
お気に入りの作家とシンガーがいて
健:何代目
詠:4代目
達:黒人ぽい白人と、白人ぽい黒人の
歌をのっけて作って来た、ずっと歴史的に
健:そろそろ時間が
4曲しか
詠:長いのかな曲が
達:新春放談始まって以来のメジャーの曲がかかった
んじゃないですか
詠:モノは貴重なんです。妙なフォローだな
フォローが得意な審査委員長ってくらいなもんで

イカ天のことですね。ほとんど見なかったので記憶無い
ですが、wikiに記述あります。
ここ次週へのフリです。


2週目

スペクター・フォロワーズ
詠:いかにスペクターのサウンドが才能のある人たちを
開花させたか、スペクター以上の
人たちがたくさん出て来たか
その一番手と代表に選ばれた人

This Could Be The Night
健:この曲の成り立ちについて
達:76年にアンソロジーが出てレアマスター1,2の2に
入ってた
自分でやりたくなって、78年のゴーアヘッドに
エンジニアに吉田保さんって人がいまして
ミスター・エコー。
詠:スペクターの3倍エコーが多い
後年、日本の場合、スペクター=エコーになったのは
吉田さんが悪いんだよな
ロンバケはあまり多くないの
あれはエコーが多くなかったって反省したらしい。それ
以降ものすごく

詠:ああいうのじゃない、本当のスペクターというのは
僕に言わしたらぜんぜんエコーがない
コーラスにかかってるだけで他にはかかってない
健:でもブレークになるとボオッ
AMで聴くとハードのリミッターがかかった状態でドッと
行った後にドッて一瞬持ち上がって来る
あれがけっこう気持ちいい
詠:でもナットキングコールのヴォーカルもものすごく
エコーがかかって
ああいうのがアメリカンサウンドなんだよ
スペクターが特別だったわけじゃない
ただベースにかけたりドラムにかけたりってことは
なかっただけ
健: マイスイートロードも楽器いっぱい鳴らして壁作って
達:あれは真ん中にエコーが出てないんです
両サイドにエコーがあって、2台使ってるんでしょうけど
詠:ドラムはノー・エコーだよね
だからスペクターをほんとに理解しようとすると
いかにエコーをかけてない部分を聴くか

トレードウィンズ
健:フィレス後期にスタッフ・ライターでやってた
アンダース&ポンシアという連中がでっち上げた
詠:良い曲ができたんで自分たちで録音してスペクター
の所に行った
ボツにされてこの曲を持ってスペクターの元を去った
そういうケースはずいぶんあったそうです
健:レッドバードもスペクターの人脈がかたまってる
詠:スペクターの師匠のリーバー&ストラーが始めた
レーベル
トレードウィンズのアルバムがあるんだけどこれだけ
音が悪いデモテープ
健: その事情をしっかりかみしめながら涙を浮かべて
聴いて


健:この曲を昔デイヴ・エドモンズがカヴァーしまして
London's a lonely town
達郎さんもなんかやってくださいよ
達:東京
健:やる?やって!
達:しょうがねえなぁ
やりゃいいんでしょやりゃ
詠:おっ年頭にあたって宣言がありましたよ

アルチザン手にした時はうれしかった。

ウォーカーブラザーズ
達:イミテーションとしてはこれ以上のイミテーション
はないでしょ
ようするにエコーの拡大解釈の意味では
一つだけ言えば、レパートリーの選び方が多種多彩で、
バカラック、ボブ・ディランとかぜんぶスペクターに
しちゃってる
びしょびしょのエコーのしちゃってる秀逸なアイディア

詠:イギリス行く前にLAでゴールドスターでジャック
ニッチェでハルブレイン、マン&ウェイルで
スペクターそのものです。スペクターがやらなかった
ところのスペクターサウンドで
それを最初にやってた人たちだから
達:デビューがこれで解散シングルがまたマン&
ウェイルで
詠:実に全うした人たちなんです
正統派というべきでしょう

詠:ライチャスの5倍はエコーが多い
そういう意味ではライチャスには無いと言っていい
くらい
健:スペクター=エコーになったのはスペクター・
フォロワーに負うところが大きい
詠:山下さんが
達:私は今日は一体なんなんだ
人のせいにばっかりできないですよ
詠:私も悪い
一番悪いのは吉田さん
達:ナイアガラムーンみたいのもありますから
詠:なんだよいいよフォローしてくれなくても

吉田ワークスで印象深いのは浜田省吾のサンド
キャッスルとピチカートのカップルズ、一番分かり
やすいのはクリスマスイブの音像でしょう。

ボブ・クリュー
詠:あの時代に影響受けなかった人は皆無
62,63年でシーンから消えたんです。ビートルズの登場
と同時に
64年2月にケネディー空港に降り立つタラップの横に
スペクターがいるんです
イギリスから一緒に飛行機に乗って来たそうです
スペクターからビートルズに主役のバトンタッチをした

詠:消えると伝説になるのね
どうして俺だけならないんだ
そのまま消えちゃって

Living legend、フォロワーが毎年掘り返さなきゃ
ならんのです。

達:ビートルズ以降のバンドってクラブ・バンド、小編成
だからどんなにまねしてもオーケストラじゃないから
絶対に作れないわけ

健:そうやっていなくなってしまったスペクターがもう1回
出て来る時にビートルズが絡んでるって
詠:不思議、歴史の皮肉だよね

ラグドール
詠:Be my baby のイントロの解釈はすごいと思う
フィレスの後期にロネッツのプロデュースを頼んでる
単純にフォロワーととは言いにくい
健:スペクターって存在にはにはいろんな物がくつい
ちゃってる
詠:我々が適当にくっつけて強引な伝説を作ってしまった
とも言えないこともない

テリー・デイ
健:これちょっとお願いしますよ、大瀧さんが持って来て
くれて
達:自分が聴きたいもんだから
詠:ドリス・デイの息子、ソロシングルをスペクターが
プロデュースしてた
クリスタルズのアンサーソングです。珍品です
達:新春放談らしくなってきた

後にも先にもこのとき以外に聴いたこと無い。

詠:向こうでも2世だと何もせずにレコード出るけどNo.1に
なるには実力が必要ということなのかしら
健:日本の2世タレントの方もがんばっていただきたい
と思う今日この頃
詠:なんで2世タレントののフォローまでしなきゃなんない
んだ
フォローがくせになってしまった萩原健太

健:スペクター・フォロワーズってことでね
そのフォローじゃないですけどフォロワーズなんですが
達:そのフォロワーズと一緒にされちゃ困りますよ
どうでもいいけど

フォローする、が、説明を加えて擁護する、という意味で
使われるようになって。
今では、関心を持って動向を見つめる、発言を見守る、
くらいになってます。

詠:でも末期は哀れだよね
健:ラモーンズに見限られた

当時T屋でちゃんとレンタルできました。

また復活することはないんでしょうか
達:無理でしょうね
この3年間の契約を見てますとね。全く不可能ですね
カタログを自分の元に置いておく事にしか興味がない
詠:唯一再生するチャンスがある
東西ドイツが統合されるときに真ん中で演奏できるのは
あの人しかいない
壁が無くなっちゃう、無くなるんだよ最後

健:リクエストが来てる
シングル盤のB面をインストにする戦略を取ってた
詠:もうアメリカンポップス界の江川と言われて。手抜き
の王者

最終回にその日一番の球威の三振を取る、のを見た
ことあります。大量点もらって中盤、体力温存してた
んですね。

There's no other
Oh yeah maybe babyのB面のほうがヒットしてしまった
健:大瀧さんのファンの方なら
詠:3人くらいの方には分かっていただけるんじゃない

ほとんどB面はセッションで取り合わせの曲だった
らしいんですけど
この曲だけはちゃんと譜面を書いてジャックニッチェ
がアレンジした
スペクターさんの当時主治医だったところの人の名前
を取った
Dr.カプランズ・オフィス
健:思わず大瀧さんがしゃべりだしてました
詠:危うくバイバイと言いそうになりました
健:こんな長く聴いたのは、邪魔が入らずに
邪魔っつっちゃいけない

現在、着メロにしてます。一週間に何度聴いてる
か分かんない。

健:スペクターの今後は
達:困りました
スペクターの音楽は永遠に不滅だと思いますけど
いまの私の出なかったCDボックスのこと考えると
むかっ腹が立つ
最後にはパールハーバーがどうしたとか言い出しましたから
大げさなあれですけど穿った見方ですけどヴェトナムから
来た世相を後ろに背負ってる、ドラッグと精神病理学的な
あれが見えます
怖いですねアメリカって

2016年の現大統領と次期大統領の言動は非常に興味深い
ことになってます。また、モハメッドアリの政治的発言を
知ったのも最近です。

ポップってのは本来明るいものでポジティヴな物だけど
作ってる人がそういう性格だっていうのがギャップが
あって
夢を見なくて、もうそういう物に夢を見られないというか
優美審議的な音楽としての価値は残ってるけど、
ポップスという意味でのそういう物はがらがらと崩れた
数年のこの交渉過程で
詠:あなたの壁も崩れた

達郎さんの中の「少年時代からのポップスへの幻想」が。

詠:最近プロ野球でも監督論があれだけど、やってるのは
選手であって
こういうのも人がどうだっていうのじゃない
楽曲が素晴らしいんだよ
最後に残るのは楽曲なんですよ
スペクターがどうしようが

野球選手のスターが不祥事で永久追放されるのとは違い
ますね。音楽は付属してきた人格から切り離しても再生し
続けられる。

健:作品に楽に触れられるように状態になってほしいです
ね、常に
このボックスがほんとにここにあるんですよ
詠:早く日の目を見る日を
健:願いつつ新春放談は来週につづく



後枠  ストーンズ初来日
当時取り引き先の広告デザイナーの年下の女の子が東京
ドーム行ったって話。何かとストーンズ元年だったわたし。


3週目

健:例年のように達郎さんが持って来てくれたCDを魚に
達:私が気利かして持って来なかったらどういう事になって

3人で持ち寄ってないのでサクサク進行します。

健:去年は達郎さんは自分の仕事もほっぽらかしてヴェン
チャーズの復権に務めた
2枚組のベストを選曲してマスタリングまでやってしまった
詠:買いました私
健:こんなことやんのは大瀧さんだけだと思ってたら
詠:とても敵いません
達:やっぱり影響されますから

買ってないですし読んでないです。二年後位から、今度は
達郎さんの仕事をフォローしてみたいと思います。ペット
サウンズもラスカルズも買わなきゃ。

萩原さんに曲目解説書いていただいて
これを入れなかったら書かない
ブルースターのB面にしか入ってなかった

ディオン
達:ずっとホワイトゴスペルでやってましたけどポップ界に
戻って来た
詠:相方が
健:光岡じゃない
やあグレイト・カムバック
達:売れてほしいですけど

この曲、さよなら夏の日、雨にぬれながら、だという説、99年
くらいに書いてました。

健:サタデーナイトライヴのポール・シェイファーのCD
NY篇でヴォーカルもやってます
達:ブライアンウィルソンの曲も入ってます
健:インストですけど

『Coast to coast』 作者のルーツを米国じゅう回って必然性
のある先達とレコーディングしてます。ゲスト豪華です。

l feel fine テーク7
健:始まる前に練習してるって
詠:やっぱり練習第一ですよバンドは
達:らふみっくすばーじょんうぃずのーえこーえふぇくとのー
ふぇいどあうとあとじえんどじょんずぼーかるのっとだぶる
とらっくでぃふぁれんとぷれびあすりりーすどばーじょん
(ライナーのクレジットを音読)
健:アウトテークはビートルズって上手かったんだなって
思わせますよね
バンドとしてのタイトさ
達:ライヴで鍛えた人たちですから
詠:ライヴは良いよねこの人たちはね
初期の奴は一斉にやってるから全然違う演奏とかあったり
して楽しいものがありますね

リハビリ・セッションも、天竺、エルヴィスが8ビートと4ビート、
ジョージジョーンズ、曲はこれだけのようですがテークは
まだありそうですね。

ナットロッカー
達:ELPとヴェンチャーズのを足して2で割った
またインストが多くなってきました
40%くらいやってませんここ3年
去年すごかった。インストばっかりに日がありました
健:一昨年かもしれない


サーフィンのコンピ、サーフ&ドラッグvol.1

ギタリストの側面でしょうか。プレイして楽しいってのが
インスト好きにつながると思います。あの「La La La La La」
みたいなやつは弾いてて楽しいのが想像できる。と、
15-16ツアーでの「シュガー」で気づきました。

ヒット曲自作自演集これは私の歌だ
達:日本盤ですよ
エンジェル・リスンドイン聴き比べてみようと
詠:新春ならではの企画ではありませんか
達:誰が聴き比べて面白いのか
詠:朝妻一郎のフェイバリット
健:一人のためにお送りしたいと思います
大瀧さんが歌う冬のリヴィエラか

まりあのリクエスト(87)が代表的な成功例か。
そういえば織田哲郎の自作カヴァー集、あれよく聴いた
なあ。

詠:よくライヴの編集しながら買いに行く暇ありますね
健:それで発売日が延びてました
詠:新しいアルバム今年はどうなってるんですか
達:夏に出します。1月からレコーディング
詠:あら、宣言しちゃった
もうすでに
健:心強い
達:労働意欲!今度という今度は出しますよ
私の話はやめましょう
大瀧さんどうなってんですかところで
詠:いいいよ、んんなことは

この年は、これだけです。89年リマスターには触れ
ませんでした。
美空ひばり特番は収録が前後してますかね。

ビーチボーイズ
達:また嫌がられる
健:私はこの時代の物はかけませんからね
達:スマイルのブートが2枚出た
ワンダフルの違うテーク
なんとブライアンが歌ってるやつ
後から後からスマイルのブートが出て来るんですよね
健:完成品じゃないだけに実験的なテークが残っちゃって

詠:身につまされるな
すごく良くできたアルバムって未発表って少ないんだよ
上手くいかなかった物ってあるんだよ

前者ロンバケ、後者イーチタイム。

健:ご陽気な曲がかかってきました
ハル・ブレインのドラムが
やっぱり〆にはハル・ブレインのドラム


後枠は放送直前に録ってる?

じつは3週間にわたってキーパーソンはハル・ブレインだ
ったんじゃないかと

00年代検証したナイアガラサウンド・フォロワーズのキー
パーソンは吉田保じゃないかと。
ナイアガラ・フォロワーズのフォローの開始時期もこの回
が起源だったんじゃないでしょうか。

紹介された音源をリアルタイムに入手できるようになりま
した。社会人になってレコードCDを手に入れる術を知り、
行動力と経済力がついてきた。

「もし萩原さんの手元にCDセットがあるのでしたら発売
されるまでちょこちょこかけてほしいものです」(葉書)
もらいたいな、と思ったんですが達郎さんが持って帰って
しまいました



オークションという手段を知った現在、経済力に基づいた
動機づけがもはや・・・








ウララカ−インマイルーム