新春放談クロニクル 1989



  




1989

昭和64年。7日まで昭和。8日から平成です。
放談の内容にとくに自粛したような節はないです。

個人的には大喪の礼までの期間にCDを買い込んだ記憶が
あります。買い込んだ、ほどの枚数でないにしろ集中的に欲し
ていたような。
結果、本編で紹介されたアーティストのCDを何枚も買い求める
など平成元年はCD元年になりました。




1週目

健:今年は動きがあった
詠:派手に動いたかたから
健:僕の中の少年が、売れましたね
米米ってのをプロデュースしてまして

新譜ふつうにレンタルで聴いてましたね。米米をです。逆に
こういうのは旧譜再発に徐々に駆逐されて行きました。

達:良かったですよ
健:男闘呼組と達郎さんと発売日避けた
詠:よしなよ



達:マーマレードグッバイ、別ヴァージョン
アナログレコーディング

この年は第1週聴いてないです。


達:ツアー久しぶり、曲も120曲になるから今は古い曲を
詠:小林亜星だ
達:一曲目から総立ち乗るとかだんだん嫌になって
詠:うるさいんだからこれが
達:乗せるより聴かせたい

当時は観に行ってないですが今もスタンスは変わってない
でしょう。

達:ロージー、鈴木雅之ラジオデイズ
半年かかって3曲しかできなかった
健:家で自分の赤丸初登場1位
達:少年ですね、奥さん大変だ
彼は自家薬中いっさい説明を必要としない
LPA面だけやる予定だった
A面の最後SPから音出した。オリジナルのノイズをサンプリン
詠:それがラジオデイズということだったんですかね
達:僕が考えたタイトルじゃないけど

ルビイ
久々のアイドルポップ
詠:和田誠さんや小林信彦さんとかの本で映画を理解が深まって
またとない機会だと
本当は映画の中だけで使われてるのがよかった
達:大瀧さんの作る音はTVで再現するの難しいでしょ
詠:歌う人が気の毒で
とびっきりの音をレコーディングで作って
そのカラオケで気持ちよく歌うわけで
TVで同じようにはなりえない
歌う人はこういうんじゃないといつも思う
彼女はよく歌ってると思いますよ

ボールルームヴァージョン
詠:一発録り
シングルはドラム以外をクリアにしようと全部ダビングした
少しビートを付けた
映画館でそのまま聴くと白ける、1時間半くらい観てて聴くと速く
て疲れる、落ち着かない
映画館で聴いてちょうどいいテンポはTVで聴くと本当に遅い
何年か前のかって感じる
同じテンポでノリを変えてやってみた
達:深い

探偵物語はそのようなサウンドを意識したんでしょうか。薬師丸は
TVで歌う機会を政策的に聖子や小泉よりかなり抑えてたと
思いますが。

健:キョンキョンでしたけども
いろいろ裏に入って
珊瑚 スティールでビヨンドザリーフ
タンゴ バンドネオンの大御所
アリガトウゴザイマシター、最短時間で終わった
キッスオヴファイアー
サファイヤ エレキシタール
詠:ポールモーリアにサファイアの瞳があってインド映画の主題歌
って書いてあったから

詠:断片が来た
「欲しいのはサファイア、それとも素敵なキスオヴファイア」
断片2,3個いただいて曲を作るというやり方をしてみました

達:大瀧さんのLPはどうなんですか
詠:振るの?
大作『僕の中の少年』を2年くらい聴いてからじゃないと作れない
なあ
達:そろそろ年回りとしてはナイアガラトライアングルの
健:去年だった
詠:ナイアガラトライアングル誰かやってくれない?
山下君がやってくれたらうれしい、代を移してって、その次佐野
君が
健:世襲制になるわけですね

達郎さん、あのひな祭りガール特集やライヴで大瀧さん好みの
セットリストや、
ソングス40th盤など、遺言を念頭にやってる印象があるので、
トライアングルも遺言だと思って実現してほしい。


達:それはいいとして大瀧さんの新しいLPはいつになるか
詠:1991年の3.21
来年からで間に合うんじゃない
来年の4.13が君は天然色を録音して10年目なんですよ
今年の夏ぐらいから下準備を始めよう
達:曲ぐらい作っといたほうがいいんじゃないですか
詠:ください。作ってよ。竹内まりや作詞、山下達郎作曲で
健:全部カヴァーでも
達:大瀧さんって日本の他人の曲でLPに入れたことないですね
詠:やりたい曲は何曲かあるんですけどね

フランク永井、ディックミネ、平野愛子・・・興味が湧きますね。

健:達郎さん今回、東京ラプソディーの
詠:アイディアといい、曲といい秀逸でした
達:大変だったんです、版権のクリアが

楽し都、恋の都、夢のパラダイス、花のトーキョー・・・バッキング
コーラスに歌わせてる
気づいたのはここ3年です。この部分を自覚してNHKホールに
臨みました。(performance13)

健:ロックのフィールドの人たちはこれまでの日本の音楽を切り
捨た上で音楽を始めるところがあったと思うんですけど

イカ天が1か月後に始まります。

詠:私たちは見事に切り捨てて
達:そういう時代ですから
戦前の日本映画、トーキーになったばっかり監督が若かった
でしょ
我々洋楽を一所懸命導入してやってた頃と発想が似てる
俗にいうネタ、自分が見た洋画のシーンを時代劇に移し替えて
言ってみりゃデジタルになった現代と意識的な物に近似点を
感じた。映画からの影響ですね

健:カヴァーって話が出たんで
せっかく二人来るんだから歌ってくれとリクエストも、以前話題
を呼んだ
詠:うまいねえ台本もないのに、大人になったねえ

健:サウンドオヴポップス山下達郎の世界から
2人で歌わないでテープをかけるのもなんか悲しいものがあり
ますけどね
大瀧さんの歌、しばらく聴いてないから忘れちゃった
詠:情けない、声を忘れられてしまった
達:しょうがない
ロイオービソンがカヴァーしてる
Love Hurts

今ではいつでも聴けるようになってしまった。この音源の存在も
知らなかったです。
この週も聴いてなかったですから。

達:81年夏です
詠:もう8年も経ってしまった
ためいき
健:僕会社辞めた年でした
達:評論家になる前だ。あんたもよく聴いてるねえ


2週目(1.12)

January パイロット

景気よく。
この週はよく憶えてます。テープで何度も聴いたんでしょう。

達:こうCDが出るとお金がいくらあっても足りませんね
えらい死ぬような想いで手に入れた物が店に並んでたり

ロジャニコ
達:大瀧さん家にそれがあってね
詠:当時日本で100人いなかったんじゃない
達:二ケタでしょ
詠:20人、いやホントに

田舎の店頭に並んでることはさすがになくて、上京の際、
六本木のwaveで買いました。
これが、89年のことか、数年あとのことか定かではありま
せん。

達:なんと言ってもこれですよ、私の一番のショックは
あたしゃどんな思いして手に入れたか
スパンキー&アワ・ギャング

達:高校の時、FENのクリスノーエルの番組でよくかけてた
詠:山下君が略してスパギャンと呼んでたのが印象的でした

詠:20年前はちょうど二十歳で
達:なに聴いてたんですか
詠:1969年はCSNが出た年なんです
バッファローからCSN&Yに移行する

不思議に後年まで聴いてません。先月(2016.4月)までこんなに
聴いたことがありませんでした。

詠:ヤングブラッズも聴いてました
健:細野さん家に初めて行った日にシングルget together!
詠:そこで話が合った
そういう時代ではありませんでしたか

有名な逸話、あまり記憶に残ってません。

達:シュガーベイブもヤングブラッズのタイトルから取ったんで
すからね
健:達郎さんは
達:スパギャン、ラスカルズ、ビーチボーイズが低迷して
詠:恐怖の15歳
巷はもうジミヘン・クリーム・ヴァニラファッジ
達:ニューロック、アートロック、ブリティッシュ・ブルースと
詠:ポップス受難時代、まさに
健:バブルガムってのがありまして、私はそこに望みを託して
詠:健全な若者が行く道です、光genji的な

ブッダのオムニバス買ってます。

達:メジャーの会社から、永遠の名盤シリーズとか日本盤が
出てもスパギャンとかは外盤で

ロジャニコ、スパギャン、オハイオプレイヤーズのチューイ
チューイ、レモンパイパーズのグリーンタンバリン・・・
ピチカートファイヴやフリッパーズギターのネタだと狂喜する
のも間もなく。

ロイオービソン

1988.12.6没。12月の旅人がもう一人いました。

健:去年の一番最後に偲ぶ意味をこめて1曲かけたんです
けど
大瀧さんは
詠:Come Back to Me それから
Mean Woman Bluesのカップリングだった
Blue Bayouがとっても好きでねえ、中学2年だったんです
けど
リンダロンシュタットがカヴァーした時は涙が出ました

「mean woman bluesがとっても好きでねえ」
だと記憶してました。そっちも言ってたっけか。

達:僕中3の時バンドでmean woman bluesやってた
ガララララララ

今も毎回やってます。

詠:エルヴィスで聴いてエルヴィスはシャッフルだった
ロイオービソンはR&Rで当時は2派に分れました

健:今のリスナーがいきなり聴いたらR&R的なものをあまり感じ
ないんじゃ
亡くなってから記事が向こうでいっぱい出て、歌のうまさの評価
の高さ
達:当時アメリカで最も表現力のある歌手
ブルース・スプリングスティーンのコメントがあってね
born to runはボブディランのような歌詞をスペクターのような
サウンドで
ロイオービソンのように歌いたかった
書いてある、ここに
詠:欲張りだね

達:僕聴いたのは66年ぐらい、ずいぶん後なんですね
長髪のロック全盛時代に、髪型すごく古く見えた
今の人はどういう印象持つんでしょ
詠:今の日本の若い人たちに一番分かられにくい、音楽と容姿
ふくめて

大瀧さんも分かられにくい存在かと。髪型を言えば達郎さんの
当時もどうかと。

健:だんだん来るもんですね
詠:じわっとね
達:昔から来ましたけどね
詠:こういう人もいるんですよ

Come Back to Me
詠:日本盤が今ない。外盤を買うしかないけど入ってない曲
日本でのみのローカル・ヒット

come back to meが突然、come back to meで初めて出て来る
って
日本のファンを洋楽ポップスに引き込んだ名曲
そういう歴史が分からないとちょっと分かりにくいんじゃないかな
健:大瀧さんから紹介してください
詠:エルヴィスと同じスタジオでエンジニアも同じなんです
エルヴィスとの質的な共通項から入って行ってもらえるといい
と思うんです

ナッシュヴィルのRCAで、ミュージシャンも共通してる大発見、
大量発覚は語られませんでした。

健:JDサウザーのYou’re Only lonely
オマージュされる対象の人
詠:春日八郎さんのような人

歌ってみたい日本の作品。
オマージュを歌いたい気持ちがあったとも思えます。

達:ジャクソン・ブラウンやバラバラのメンツが後ろにいてコーラス
してるのがレーザーディスク出てますよね

ブルーススプリングスティーン、エルヴィスコステロがギターです。

健:JDサウザーの曲にしても
Only The lonelyを知った上でアメリカの人たちが受け止めている
のと日本でAORブームに乗って流行ったのと状況としては違っ
ちゃう
詠:30半ばから40、あの年代もそれ聴いて育った人たち
音楽をやる動機の一つに間違いなくなっている

JDサウザーをヒントの一つにしたロンバケも、背景と作者の意図
に無関係に当時10代のわたし(現在51)を魅了しました。

 

達:まだ52だった
奥さんが交通事故で死んで子供が火事で死んだ、天涯孤独

健:ブルーヴェルヴェット、トラヴェリングウィルベリーズで再び
脚光を浴びて
詠:70年代は本当に不遇だった
60年代の栄光すらも何も無いところに若者に取り上げられて
ヴィデオなんか見てもうれしそうでした
楽曲が残ったってことで充分なんじゃないかな
達:自分の曲ですしね
詠:毎年毎年かけていきたいシンガーと曲だと思うんです

大瀧さんの97年のリハビリ・セッションもうれしそうです。
「楽曲が残った事で充分」も大瀧さん自身への本心だと思います。


健:再び注目を集めたと言えば
ビーチボーイズ
ブライアンウィルソン

達:私は今度原稿書きますから某雑誌に
今まで夏と海のビーチボーイズから
スマイルとペットサウンズのビーチボーイズになるんですよ
伝説がすり替わってくんですよ

健:ブライアンの新作が出たからスマイルの本を書いた
スマイルは過去である
その姿勢をみんなが貫くといい
達:なんかブライアンが神格化された
それをやるなら10年前に全カタログ出てた時にしてほしかった
ペットサウンズのライナー私書いてますから
「リアルストーリー」に一般誌が飛びついてこれがR&Rの真実
だなんてプロパーを我慢がならない

だいたい芸能紙、一般誌のプロパーが嫌いですよね、いつも。

健:怒りを鎮めるためにブライアンウィルソンから1曲
達郎さんは何を・・あまり好きじゃない?
詠:私1曲かけてほしいものが・・・ゴソゴソ
達:ブライアンウィルソンってすごく影響受けた人
廃人同様だったんですよ
よくもリハビリしてレコード1枚作れるようになった、それだけで
めでたい事だと
健:その思いで聴く場合の評価と、知らないのとだいぶ違うと
思う

詠:ただ、もし14,5歳の人がポッと聴いて、ビーチボーイズを
聴き始めるとすればけっこうなことじゃないか
復活したことによって周囲が賑やかになったんです
達:たしかにそうです
でもさ「80年代のペットサウンズ」とかのレトリックは嫌なんだ
大事なものを踏みつけにされてるような感じがする
詠:お任せします、難しい人だね
達:なんだょ・・

絶対譲れない、認めない、どこかにもそんな奴いましたな。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1934527500&owner_id=2056687

詠:これがブライアンウィルソンの成れの果てです
アルバムに入ってなかったところのシングル盤のB面の方です
タイトルが長いんで忘れました、かけてください
He Couldn't Get His Poor Body To Move

詠:長い間ずっとベッドと冷蔵庫の間しか動かなかった
活動再開する時にこういう自虐的な歌が、なかなかに

「ブライアンと私」は現在「talks about niagara」で読めます。
ずっとこのシングル探してて、すごい高い中古を金沢で見つけて
も躊躇して、結局買ったのはこのブートです。
https://www.discogs.com/ja/Brian-Wilson-Come-Back-Brian/release/3151678



3週目

フィレス再発
やっとクリスマスアルバムが出た
達:大瀧さんのすばらしいライナー
詠:ところどころ主観と小さな嘘シリーズも多少
達:CDだけじゃ若い人は背景が分からないと
絶対に国内盤を買ってください

音自体は84年にLP買って聴き込んでました。
このライナーの影響は大きかったです。ローリングストーンズ
ニールヤングはこれをきっかけに聴きました。
現在「writing&talking」で読めます。

詠:少なくとも日本でスペクター元年になりそうな気配がします
ようやく正確な形で再・再・再評価というのかな
海の向こうでもなにがしかの動きがある予感
ブライアンが出て、ビーチボーイズも首位を獲って周りが
活気づいたように

健:一役買うのはやっぱり達郎さんの
詠:山下君のところで
達:いえ大瀧さんのご助力無しでは・・・
詠:終わんないよ
会話グルグル回しちゃ

「元年」は改元後に収録したのか、崩御前の発言なのか。
http://psycross.com/blog/?p=3073


達:とりあえずボックスが
詠:杉さんの
(笑)
達:そういうのは無視して
ロネッツ、クリスタルズ、ダーレンラヴ、グレイティストヒッツ・・・
なにしろ5Wです
それを全面的に大瀧さんに監修していただく
とにかく全世界的に考えてもこれ以上の形では絶対に出せない
というくらいにします
オリジナルジャケットの写真、そのために大枚はたいて買った
んですから
大瀧さんと僕のと合わせればコンプリートに揃いますから

この件の結末は次回90年の新春放談で話してますので、顛末
への感想も次回。

誌面のコピーが見つかりました。

健:大瀧さん、また筆がうなりますか
詠:クレージーキャッツとかトニー谷とかやって体験したことは
ラジオ番組でかける際に、曲の前に言うわけです、解説文を
もとにして
解説に何を書かれるかが非常に重要なんです
間違ったことを書くと何年も語り継がれることになるんですよ

89年年末にNHKで美空ひばり追悼特集「ひばり島珍道中」
をやってます。
それ以外、トニー谷につづくポップス伝は1年無いので、
スペクターの解説が最大の大仕事だったはずです。

達:デジタルマスターは一昨年の暮れに届いてるんです
詠:一人で聴いてたんだ
チェックしてたら、シークエンスが全然違うんです
またいじりやがったな
本チャンの曲順からはずれて1曲2曲とんで
なんと別テイクだったんです
ロネッツで私いちばん好きな曲の別テイクってのを聴いて
みてください
I wonder

詠:こっちが先であっちがLPヴァージョンで
達:ダドゥロンロンと重複避けるためにもうちょっとコーディ
ング変えて
詠:Then He Kissed Meの感じをトコトンとか

のちにクリスタルズのほうに収録された物と同じように
聴こえます。
これは大嶽氏が指摘したようにクリスタルズ・ヴァージョン
なんでしょうか。
3人とも気づいてないの?ヴェロニカの声じゃないと
分かって、あえてロネッツの別ヴァージョンだと
信じたの?

健:お年玉貯めとくように
達:初夏ぐらいには。大瀧さんよろしくお願いします

健:今年はスペクターが盛り上がると予言もありますけれど
詠:私の言うことは外れなければ当たる

詠:66,7年ぐらいからフラワーサウンドにその間の西海岸
の音楽の動きがスペクターを通して
変遷が分かる。アメリカンポップスの一つの側面が見える
スコットマッケンジー、ママスアンドパパス、テリーメルチャー
そういう連中が集まってココモが出来てる
流れがいまだに続いてるところが興味深い

KokomoもLove and Mercy/He Couldn’t Get His Poor
Old Body To Moveも88年7月なんですね。
https://en.wikipedia.org/wiki/Brian_Wilson_discography#Singles

私もスペクターインフレンスで抜け切れない
ブライアンもそのようで、スペクターのセッションを見に行って
金縛りにあったように観ていた

赤プリの奇跡。
https://twitter.com/oreberry/status/729651155811246081?lang=ja

ソニーボノ
今パームスプリングス市長
シェールは「月の輝く夜に」でアカデミー主演女優
詠:結果的に歴史的な物になってしまった
最近フィルコリンズがカヴァーしている
Groovy Kind of Love

詠:という情けないもんでしたけど
健:市長の声が・・・
詠:市長のハーモニーがなんとも大笑い

アナログLP買いました(行方不明)。

ドリームベイビーズ
達:ウエストコーストの全編スペクターのイミテーション
詠:向こうに生まれてたら私もこの中に1曲ぐらい
達:絶対そうですね

この類のものもいっぱい買いました(画像省略)。

3inch CD
健:CD1枚で再発できないアーティストっているでしょ
へたすると10曲入ってしまいますからね
どうなんですかシングルCD
詠:私一枚も出したことない、未知のメディア
健:クリスマスイブがチャートインしちゃって
詠:毎年ね、ほぼね日本のビングクロスビーと言われる

88年11.10が初CDシングル化。これは「クリスマスアルバム」
の日本初CD化と同時発売だったんですね。


フォーシーズンズ
aint that a shameもdawn

スパイクジョーンズも出ましたけど

達:ジェイムズブラウンとか異常ですね
すごい数出てます
20年ぐらい前聴いてたらバカにされましたから

インプレッションズ
people get ready
健:中学生の時八木誠さんの番組で初めてリクエストがかかった

これらは入手してません。
JB生誕83年の「NHK三昧」には達郎さん、嬉々として出演して
ました。
丸くなったんではないかと思います。

スプリング
達:こんなもん出ちゃって誰が買って誰が聴くの
詠:ビーチボーイズ余波もここまで行くとは思えないけどね
やっぱりブライアンが出て、周辺が騒がしくなったせいなんじゃ
ない
達:ブライアンが出ることが望まれてたから
詠:そういう人っているよね
本人は良い目みないけどきっかけになって周りがわーって
なってく

ウィルソンフィリップスは90年にスターになりますね。

達:早く大瀧さんLPを出しましょう
詠:がんばって1991年3.21にリリースされるところのアルバムを
ひとつよろしく
達:やれやれ
ツアーが終わるとまたレコーディングが始まります
そろそろまりあのアルバムを
一人で2人分作ってる
夜も眠れなくなっちゃう

90年はシングルアゲイン。
薬師丸のコーラスも麗しい「元気を出して」が11月シングルカット
されてますね。ルビイが10月で。クリスマスイブと3曲チャートイン
してる88年最終週です。



2,3週はよく聴いてたせいか、自分史の反映が大半になってし
まいました。
独身、最初の転職前で、余暇もありお小遣いもあり、CD化が
バブルを迎えて、
レコバカの本能が覚醒した年。3人の紹介する曲を貪欲に聴き
始めた年。


健:最後に締めくくりに1曲かけて景気よく
詠:ナイアガラ音頭とか
健:この番組ではもうかけるなと言われてる
アーティストが1組おりまして
もう飽きた、もうたくさんだと
詠:そう言われるくらいかけるって偉いね、嫌われたら尚かける
これで行かなきゃだめだよ今年は
達:やっぱり村上春樹の小説のタイトルにもなったくらいですから
詠:ノルウェーの森ですか
違います違います違います
健:ダンスダンスダンス








ウララカ−インマイルーム